「JTB、H.I.S.、じゃらんnet、楽天トラベル、Expedia、Booking.comなど、国内外500以上の旅行サイトを比較!」してくれるトラベルコ、「250社以上の旅行サイトからホテル料金を一挙に比較」してくれるtrivagoトリバゴ、どちらも派手なTVコマーシャルでお馴染みの旅行比較サイトです。
こういったサイトは、旅のプランを作る際の第一歩としては、大変助かります。しかしながら、こうしたサイトはあくまでも料金比較をしてくれて、その先の旅行会社やホテルのサイトに導くことが目的です。実際の申し込みは、それぞれの旅行会社等を相手にすることになります。
値段は入口ですが、そのあと各社のサイトを見てよく検討することになります。旅行自体が魅力的なのか、詳細計画や条件がわかりやすいのか、キャンセルを含めた契約手続きはわかりやすいのか等々、細かなところまで読まなければなりません。またデザインを含めて、見やすいとか見にくいとかの、そのサイトとの相性もあります。
また、申込者の慣れや経験値の違いで、旅行代理店の店舗に出向いて、対面で紹介してもらった方がよい場合もあります。それぞれのメリット・デメリットについて触れた上で、格安航空券は旅行比較サイトで検索し、ポイントサイトを経由して申し込むのがお得という話をします。
<目次>
1.旅行代理店での対面相談・予約
最近はデジタルパンフレットの普及により、ネット上でも旅行会社のパンフレットを見ることができるようになっています。
しかしながら、やはり、紙のパンフレットにはかないません。ページめくりは紙パンフレットの方が早いし、何冊もテーブルにおいて比較するとなると、やはり紙のパンフレットです。
旅行代理店には、パンフレットをたくさん置いてあり、経験豊富な店員さんが、あなたの希望を聞きながら、いろいろ提案してくれたりしながら、プランを組んでくれます。
こうした面ではありがたいのですが、(私の経験からの)難点は、空席や予約の可否の回答が非常に遅いということです。自社の予約サイトにつながっているはずのパスコンの画面を操作しながら、説明してくれるのに、なぜ回答に時間がかかるのかわかりませんでした。H.I.S.の新宿本社営業所もイライラするぐらい待たされた(=待ちきれずに帰宅したがその後連絡がなかった)し、JTB首都圏トラベルゲート新宿(伊勢丹斜め向かい)といった大店舗でも、同様に、私には無理でした。
2.海外ツアー=パック旅行
大手旅行会社の海外ツアーは、飛行機の座席やホテルの部屋を大量に買っているので、パック旅行は、比較的安価であり、また、旅行の直前に会社が倒産して旅費がパーになる不安も少ないし、旅先で何かトラブルがあっても、日本人や日本語を話すスタッフがいる営業所があったりして、安心です。
たとえば、8月のパリ行きをトラベルコで検索すると7,835件も出てきます。
この中からじっくり比較し、わかりにくいところは、近くに支店があれば訪ねて行ってもいいし、電話でお問い合わせることもできます。
でも団体旅行は自由が利かず、また同行者に一人以上は迷惑な輩がいる確率が高いです。
3.団体ツアーが嫌いな方(=個人旅行)
自由な日程で、自分の希望に合ったホテル(ショッピングがしたいので街中がよい、静かで小さなホテルが希望等)を選ぶとしたら、団体ツアーではなく、個人旅行でのアレンジとなります。個人旅行のメリットは、自分で飛行機やホテルの日程を好きに選べることです。もちろん、格安を目指すのであれば、直行便ではなく経由便、ホテルはリーズナブルで簡素な部屋・・・となります。
「航空券とホテルを自由に組み合わせて最安値を比較」します。
希望条件に合ったサイトを検索してくれています。そして出てきた答えが、
希望の飛行機(せっかくパリなので乗った時からフランス気分のエールフランスを選びました)とホテル(よくわからないので口コミ評価順で選びました)を選ぶと、いよいよ契約する旅行会社のサイトに移動します。
H.I.S.のサイトでは細かな情報が表示されています。飛行機を変えたり、ホテルを変えたりして、組み合わせを変えることで価格も変わってきます。
航空券だけ検索することもできます。海外の格安航空券(LCC)も含めて探してくれますので、便利です。
やはり、自分で好きに日程やホテルを選べたりするのがよいですね。パック旅行は直前まで実際に泊まるホテルが決まっていない(=ホテルのランクだけ保証)ことが多く、この点も不安ですが、自分で選べば安心です。
しかしながら、ホテルを選ぶに際しては、口コミやホテルサイトの写真で決めてしまうことが多く、行ってみてがっかりしてしまうこともたまにあります。
最初から期待を裏切らないホテルを選ぶとすれば、マリオットやシェラトンなどのチェーンを選ぶと安心ですが、これだと格安からは程遠くなってしまいます。
4.予約は、ちょっとまった!
じっくり時間をかけて、何社か比較し、旅先の旅行ガイドブックでホテルの場所や観光プランも作り上げたら、いよいよ、旅行会社との契約です。
価格は日々変動しているので、予約のタイミングによっては、当初の予算よりも高くなったり低くなったりしているかもしれません。また、安いことだけを考えると、前払いでキャンセル不可の方が断然安いですが、行けないことになってしまうと全額損失です。さらに、円建てで払えるのか現地通貨払いなのかも影響してきますので、支払い条件などもよく確認しておきましょう。
いよいよ契約ですが、ちょっと待ってください。せっかくいままで時間をかけて格安ツアーのプランを立ててきたのですから、もう一押し頑張ってみましょう。
<ポイントサイトを経由する>
企業の広告手段として、自社のサイトに導くために、ポイントサイトを使う方法があります。スマホやパソコンでのネット申し込みが多いいまの時代、いかに自社のサイトに潜在顧客を集めるかが勝負なので、ポイントサイトは重宝されています。
契約が成立すると=お客さんがポイントサイト経由で自社のサイトに申し込みがあれば、広告主の企業はポイントサイトに広告料を支払います。この広告料の一部をポイントサイトが利用者に還元することで、自社のサイトを使ってもらおうと客集めをしています。
海外旅行を申し込む前には、ポイントサイトを経由することがおススメです。
たとえば、上記で探したHISツアーへの申し込みですが、ポイントサイト経由だと下記のようなポイントがもらえます。
<ポイントサイト経由での申し込み>
2018年9月現在の主要ポイントサイトからの申し込みでの付与ポイントです。
(2018年9月21日検索時情報)
ポイントサイト名 | 付与ポイント |
ハピタス | 搭乗/宿泊/旅行催行(オンライン予約)で0.6% |
GetMoney | 通常0.5%→0.8% |
Gポイント | 国内・海外 0.5%G |
ちょびリッチ |
0.5% |
0.5%と言ってバカにしてはいけません。20万円のツアーで0.5%=1,000円です。
京成バスの都心〜成田空港を結ぶ格安高速バス(前日・当日までにご予約・決済、未予約の場合¥1,000、早割(2日前までのご予約・決済)の場合¥900)が乗れちゃいます。
せっかく格安ツアーを見つけたのですから、申し込みはポイントサイト経由で行い、さらに成田までの片道バス代も設けてしまいましょう!!
5.まとめ
海外旅行の計画を立てるのは面倒です。正直、パックツアーでいった方が楽、でも団体行動はいや!
そんな時は、
まずは、格安航空券はトラベルコ、ホテルはトリバゴで検索し、あたりをつけましょう!
そしてじっくり、計画を練り、最後はポイントサイト(ハピタスなど)経由で申し込んで賢く得をしましょう。
計画を立てるというこの過程から旅行が始まっています。それもまた楽しいものです。